鳶とは?

鳶ってなんだろう?という一般的なの疑問にお答えできればと思う湧き出るエネルギーからコラムにしてみました。

この話は、いずれにしても私、個人で頂戴するお話による所が多いのかとも思われるテーマです。とはいえ面白く答えていくと、いろいろな立場の方面から、違うのでは?となりかねませんので、そういった意味ではきわめて私的なコラムとしております。

鳶の歴史的な歴史上の有名な、お話や、歴史上の鳶の人物に関して私自身がその種のご要望に答えて、安易に答えて失敗した例も。過去、何度かございますので。そして、なんとなく、その手のご回答が現役の鳶職ではない方々に運用されますんで、そりゃー、やっぱり、こっちも、なかなか慎重になってきました。

鳶について。なるべく、みなさまに、わかりやすくご説明していこうという趣旨において

合意の形成をあらかじめ拒む議論は、およそ、その名にあたいしません。鳶の文化は我々にとって大事な事だと思っております.そのうえで本文の説明は目的を考えながら鳶の事を説明させていただきたくと思っております。そこのところだけ、まず、頭に入れといて頂きまして。目を通していただければ幸いです。

今現在。鳶の私が鳶の事をただ説明しているだけであって。この点だけははっきりしておいていただかないと。聞きようによっちゃ、いかがなものかとも思いますんで。

では、早速。私の解釈で鳶の御解説をさせていただきます。

鳶とは?

21世紀において建設業における専門工事業者約40業種の1つとして広く一般に認知されています。

専門工事業種 とび として建設産業界の中で、足場の組み立て・鉄骨の組み立て・重量物の据え付け・移動・送電架設・曳家・解体・仮設足場のレンタル・重機オペレーターなど多岐にわたり高所作業を得意とする専門性の高い多能工な職種です。

<仕事師は何でもできなければいけない・覚えることはいくらでもあるんだ>

と教わりました。

建設業において高所作業を軸とした鳶事工事・さらには

あらゆる職工に精通した知識とスキルが求められます

覚えること・まなぶことが非常に多い職種です

<道具を大事にしろ・物を大切にしろ・なんでも丁寧に扱え>

と教わりました

当社の中核事業である鳶事工事のルーツ・・江戸町火消のこと。

・建築の仕事をする江戸鳶 と 町人の家の火災を守る江戸町火消・

これは同列です。兼業していた時代がありました

鳶とは享保の時代。江戸町火消として日がかりも兼任してました。

江戸町火消とは いろは48組と本所・深川16組の総称で、江戸市中において

町人の家の火災に従事した火消しのことです

享保の時代。火消しの道具といわれていたものは。

纏・鳶口・刺又・竹のハシゴ<梯子>・龍吐水・玄蕃桶・大団扇がありました。

現在ほとんどの物は消防の第一線から姿を消しました。

これらの道具は、およそ300年近い江戸時代の中で考案されたものです

火かかりにおいてその道具となれば、大切に取り扱われておりました

火災における危険を試案すると、火消しの道具は町人の安全に直結する重大な道具でありました

当社では現在でも道具・物を大切に扱う意識が受け継がれております

今のトレンドからものを言うと、<享保の時代よりエコ>でした

<仕事師は、礼に始まって礼に終わる>

と教わりました。

我々は鳶としての職人においても、また兼業の江戸町火消といたしましても

階級制度が特に発達しています。職人としても、親方・兄弟子。そして

江戸火消においても組頭・組頭副・小頭・小頭副と道具持ちと階級によって、

役割や責務を分担しています。明治・大正時代には、江戸町火消は東京消防・帝都消防

として消防組と位置つけられ東京警視庁により役職を正式に拝命しておりました。

それぞれの階級が一目でわかるユニフォームが火消しの半纏です

半纏の印物は階級制度のなかでの、制約が、ちゃんとあり、例外なく誰でも着ていいものでは

ありません。今の江戸消防記念会の正式な半纏というのは明治時代に入って決められた赤筋の入った

半纏です。肩から袖口まで太い子持ちの赤筋が入っていて、半纏の背中には鏡の中の地色が朱になって

その鏡の中には太い字で番組の数字が入ってます。

大胆な絵柄の半纏が誰が見ても一目でわかる階級になってます。

私たちは目上の方や先輩方、さらには鬼籍に入られた先人の方、神社や仏閣への信仰・参拝・切願の文化を

大切にしています。伝統を重んじる江戸町火消も、霊山や古刹を機会あるごとに訪ね安全を切願しております。

先人の功績がなければ私たちの今も途絶えていたかもしれません。

常に先人への感謝をしていきます。それも、礼であると思います。

江戸の町を火災から命がけで守ってきた先人の鳶・火消に感謝し

平和に毎日、安心して暮らせる今をありがたがり、伝統の礼節を大切にします。

<そうじ・後かた付けがへたなやつは仕事もきたない。

ひっ散らかして!、店広げて!このザマじゃ、情けないと思わないかい?>

と教わりました。

<仕事は音頭でやる。惰性ではいい仕事ができない、ケガをするぞ>

と教わりました

<仕事師は腕で稼ぐ、お足はあとからついてくる>

と教わりました

<仕事の逃げと急所>

と教わりました

<仕事は見て覚えろ。理屈で仕事をするな>

と教わりました

<先が見える・先が読める人は人も仕事も粋>

と教わりました

<朝は誰よりも早く出ていき今日の支度・段取りをとれ>

と教わりました